皆さん、こんにちは。静岡県富士市で産業機械や重量機械の搬入、据付工事事業を展開する日東機工株式会社です。
マシニングセンタは自動工具交換機能(ATC)の搭載によって、人の手をかけずにさまざまな加工を連続して行うことができる工作機械です。
ものづくりの現場で広く使われているマシニングセンタですが、他の機械と同じく耐用年数が存在します。
耐用年数を過ぎてもなお使い続けていると、性能の低下がみられたり、事故のリスクが高まったりするため、適切な時期での更新が必要です。
そこでこの記事では、マシニングセンタの耐用年数から、更新の際のポイントまでお伝えしていきます。
■マシニングセンタの耐用年数は?
国税庁による「機械及び装置の耐用年数表」によると、マシニングセンタの耐用年数は、およそ10年〜15年の間で記載されています。これは製造する製品がどの業種で作られるかによって異なり、業種ごとに使用した場合の摩耗や劣化のスピードが図られたものです。
例えば、金属製品製造業での耐用年数は10年、自動車修理業では15年とされています。
そもそもマシニングセンタを含めた工作機械の耐用年数とは、一般的にみて問題なく使用できる期間を表したもので、正しく使っていても耐用年数に達する前に壊れてしまうものもあれば、長持ちするものもあります。とはいっても、更新の際の目安として必ず確認しておくべきものです。
さらに、マシニングセンタは減価償却資産となるため、かかった費用は経費として計上することができます。例えば、耐用年数が10年のマシニングセンタを購入した場合、10年間に渡って支払ったと見なされるため、毎年経費として計上できるという具合です。
ただし、減価償却資産に当てはまるかどうかは一定の条件があるため、国税庁に問い合わせをするなどして確認する必要があります。
■マシニングセンタ更新の必要性
耐用年数を過ぎたマシニングセンタを使い続けていると、以下のようなリスクが発生する可能性が高まるため、注意が必要です。
・生産性が低下する
耐用年数を過ぎたマシニングセンタを使用していて、加工面の不良が増えたり、切粉で傷がついたりと、加工の精度が落ちたと感じたら要注意です。
機械加工の中心を担うマシニングセンタにトラブルが発生すれば、業務に支障が出て生産性の低下につながる恐れがあります。
最新のマシニングセンタは、どのような作業でもスピーディーにこなせる高スペックなものから、消費電力削減に効果のあるものまでさまざまです。予期せぬトラブルに見舞われる前に、思い切って更新した方が得策かもしれません。
・事故のリスクが高まる
老朽化したマシニングセンタは、品質事故やケガなどの事故を誘発させてしまう危険性があります。
品質事故は先ほどお話しした生産性の低下に結びつき、顧客からの信用問題にも関わるものです。
また、マシニングセンタで部品を加工中に、作業員が操作を誤って機械に挟まれる事故が実際に起こりました。こうした工業用機械への「挟まれ・巻き込まれ」で起こる事故は、製造業において特に多くなっています。機械を扱う現場では、安全への対策・意識の向上が必要不可欠です。
マシニングセンタも他の機械と同じく、日々のメンテナンスと耐用年数の把握、適切な時期での改修・更新を心がけましょう。
■マシニングセンタを更新する際に注意すべきポイント
マシニングセンタは非常に大きく重量のある機械のため、更新の際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
特に3つめの業者選びは、マシニングセンタを無事に搬入・設置するためにこだわりたいところです。
・搬入経路を明確にしておく
マシニングセンタを更新する際は、搬入経路を明確にしておきましょう。事前にしっかりと確認・共有することが大切です。
搬入口から設置スペースまでの距離、通路の幅などから、最も安全に搬入できる経路を割り出していきます。もしも難易度が高いと判断された場合は、準備や段取りに特に時間をかけ、特殊な工具を用意することもしばしばです。
マシニングセンタの中でも特に大きい門型の場合は、壁との距離が数センチしかないようなケースでの搬入もあります。
通常、マシニングセンタの搬入にはレッカーを使うことが多くありますが、通路幅が広い工場では、大型のフォークリフトを使用することで作業時間を短縮できます。
・設置スペースを確保・確認しておく
大型の工作機械で広いスペースを必要とするマシニングセンタは、設置スペースを確保するだけでも一苦労です。
導入コストが高いため「せっかく購入したのに設置スペースが足りない!」といったことのないように、設置スペースの確認は念入りに行いましょう。
・搬入・据付業者を選ぶ
マシニングセンタの搬入・据付工事をする際は、重量機械の搬入、据付を専門に行っている業者に依頼することをおすすめします。重量物の搬入には専門的な知識と技術が必要で、特殊な機械を用いることもあるからです。
業者選びのポイントは、対応地域に含まれているか、十分な実績があるか、保有機材は豊富かといった点になります。
対応地域や実績などは、HPから閲覧できるかもしれません。車両や重機、ドライバーの数などは、問い合わせをして尋ねてみるといいでしょう。
マシニングセンタついて少しでもおかしいなと思ったら、すぐに業者やメーカーに問い合わせて、早めの対応をすることが大切です。
■まとめ
この記事では、マシニングセンタには耐用年数があり、適切な時期での改修・交換が必要なこと、そして、更新の際には業者選びが重要であることをお伝えしました。
マシニングセンタの耐用年数を知ることで、余裕をもった更新計画が立てられます。
マシニングセンタの搬入には専門的な知識と技術、運搬のための車両などが必要になりますので、重要物の搬入・据付工事を専門とする業者に依頼しましょう。
■重量物の搬入・設置でお困りなら日東機工にお任せください!
日東機工は長きに渡って、プラントや建設設備への重量物据付工事に対応してきました。現場は静岡県内だけでなく、全国各地の製紙会社、変電所、自動車部品工場等を中心に幅広く対応しています。取り扱う製品は、産業機械のプラント設備・電気設備・空調設備などさまざまです。
豊富な経験から培ったノウハウにより、搬入が難航する場所への施工も安心してお任せいただけます。お客様へのご提案から各種施工・修理・メンテナンスまで、トータルでサポートできる点が強みです。
また、日東機工では60t門型リフターを保有しているため、クレーンが入らないような場所でも搬入可能です。門型はリース会社でも10tまでしかなく、10t以上は弊社のようにもっているところに依頼しなくてはなりません。さらに、重量物の場合は60t仕様、長尺のものは30t仕様と使い分けもできます。
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