皆さん。はじめまして。静岡県富士市を拠点に公共工事・民間工事を問わず機械重量物の搬入・据付などの施工を行っている日東機工です。弊社では、提案から施工、メンテナンスまでトータルサポートを行い、高い技術力と対応力で施工を行っております。
本日は、工作機械の運搬・移設をする際のポイントや注意点を解説します。工作機械の運搬・移設が難しい作業になる場合もあり、流れや注意点を確認しておかないといけないので、よく確認しましょう。
■工作機械の移設・運搬が必要になるケースとは
まず、工作機械の移設・運搬が必要になるケースを見ておきましょう。
・工場のレイアウト変更
工場のレイアウトを変更する際は、工作機械の移設・運搬の必要が生じます。
工場のレイアウトを変更する理由としては、作業効率を上げるため、導線をつながりやすくするため、安全性を確保するため、通路を広げるためなど、いろいろあります。
いずれにしろ、レイアウト変更ともなれば、工作機械の移設・運搬もしなければいけないでしょう。
・新しい工作機械を導入
新しい工作機械を導入する際も、これまでに使っていた工作機械の移設・運搬が必要になることがあります。
スペースに余裕があるのなら別ですが、普通は工場もスペースがない状況で稼働していることも多いでしょう。そのようなギリギリのスペースに新しい工作機械を導入するときは、古い工作機械の配置を考え直さなければならなくなります。
新しい工作機械と古い工作機械をバランス良く配置する必要が出てくるのですが、その際は古い工作機械を別な場所に移設・運搬することになるでしょう。
■工作機械を移設するメリット
工作機械を移設・運搬することで、どのようなメリットが得られるのかを考えてみましょう。
・生産効率の向上
工作機械を移設・運搬することで、生産効率が高まることがあります。
工作機械を適当に配置すると、全体の作業フローがスムーズに進まなくなることがあります。ただ、空きスペースがあるから、そこに新しい工作機械を導入したなどの場合は、全体の作業の流れに逆行してしまうこともあるでしょう。
そこで工作機械を適切な場所に移設・運搬すると、従業員も作業がしやすくなって、生産性が向上します。それが工場の業績アップにもつながるのです。
・作業スペースや導線の確保
作業スペースが十分に確保されていない、動線を考えない工作機械の配置になっているなどの場合は、従業員も仕事がしにくくなります。モチベーションが下がる原因にもなるでしょう。
そこで工作機械を移設・運搬してみるのです。うまく移設・運搬ができると、これまで以上に作業スペースや導線画が確保され、従業員の働く環境が改善します。
働く環境が改善されれば、従業員もさらに作業に熱心に取り組むようになり、業績アップも期待できるでしょう。
■工作機械の移設・運搬・搬入の流れ
工作機械の移設・運搬・搬入の流れを確認しましょう。
・現場確認
作業機械の移設・運搬・搬入をする前に現場確認をします。どのような工作機械を移設するかを見て、必要な機材・重機を探します。
・セットダウン、分解
セットダウンとは、簡単に言うと機械をバラバラにバラすること。工作機械に精通した職人に依頼して、移設予定の工作機械を運び出しやすいように分解してもらいます。
・積込、運搬
分解した工作機械は専用の機材・重機を用いて、トラックに積み込みます。積み込んだら、細心の注意を払って、運搬します。
・基礎工事
工作機械によっては基礎工事が必要になるので、必要な場合は行います。
・据付、組立
運搬した工作機械はトラックから荷卸しし、所定の位置で据付をし、分解前の状態まで組み立てをします。
・レベル調整、試運転、移設完了
組み立てた工作機械のレベル調整を行います。レベル出しとも呼ばれる作業で、床に固定するボルトを締めたり緩めたりして高さや角度を確認しながら水平に設置します。
設置がうまくいったら、試運転。試運転の結果、問題がなければ、移設完了です。
■工作機械の運搬・移設時の会社を選ぶポイントや注意点とは
工作機械の運搬・移設は専門業者に依頼することになりますが、その業者を選ぶポイントや注意点があるので、解説しましょう。
・重量物の専門業者か
工作機械の移設は、単なる移設・移動作業とは異なります。かなり重量のある精密機械を扱うことになるので、重量物の専門業者に依頼しなければいけません。
少し移動させる程度だから、何人かの人手でやればいいのではと思う人もいるでしょうが、そのように軽く考えてはいけません。作業がうまくいかなければ、重大な事故につながる恐れもあります。
重量物移設の専門業者なら、ノウハウも持ち合わせ、移設技術も確かですから、必ずそのような業者に依頼してください。
・運搬から搬入・据付まで一貫して対応しているか
工作機械の移設といっても、作業内容は移設だけではありません。運搬や分解・組立・据付・設置などの作業も伴います。
そのため、移設しかできないような業者に頼んだのでは、スムーズに移設作業が進みません。運搬から分解・組立・据付・設置など全ての作業を一貫して行ってくれる業者に依頼する必要があります。それではじめて確実な工作機械の移設ができるでしょう。
・自社で専用車両などを保有しているか
工作機械の移設作業を依頼する業者が自社で専用車両を準備できるのかも見ておきましょう。専用車両がないと、移設ができませんので、料金にリース代など上乗せされる可能性があり、自社の車両であればリースよりは安く済む場合があります。
■まとめ
今回は、工作機械の移設・運搬のメリットや方法を解説しました。
工場のレイアウト変更時や新しい工作機械の導入時には、すでにある工作機械を移設・運搬する必要が生じることがあります。その際は、確かな技術を持った重量物の専門業者に依頼しましょう。信頼できる業者に頼めば、確実な移設作業をしてくれます。
■重量物の搬入・設置でお困りなら日東機工にお任せください!
日東機工は静岡県富士市を拠点に産業機械や重量機械の搬入、据付工事を行っている会社です。顧客へのご提案から、各種施工・修理・メンテナンスまで、トータルサポートできる対応力・技術力の高さが弊社の強みです。
現場は静岡県内だけでなく、全国各地の製紙会社、変電所、自動車部品工場などにも対応。取り扱う製品は産業機械のプラント設備・電気設備・空調設備など様々です。全国に大手企業様の現場もあります。
弊社が保有しているリフターは60t仕様で1門、30t仕様の2門で組立ができます。重量物の際は60t仕様、長尺の物は30t仕様と使い分けることが可能です。
門型はリース会社でも10tまでしかなく、10t以上は弊社のように持っているところに依頼する必要がありますが、安心してお任せください。レンタルも行っています。操作オペレーター付きでのレンタルも可能です。型式はTB600です。
クレーンが入らない場所でも搬入できます。横行、走行、昇降しますのでクレーンが入らない場所やピットに埋めてある室内には重宝します。工作機械の移設作業では、弊社のリフターが大活躍するでしょう。
弊社は無事故・無災害を大切にしながら短い工期で施工を行うように努めています。ご提案から各種施工、修理、メンテナンスまで一貫対応し、手間や時間、コストも低減させます。施工実績も豊富な弊社は長年のノウハウから蓄積された技術で難しい作業も確実に実施。どのようなご依頼にも対応するようにしています。
必要であれば電気の離線、結線なども協力業者にお願いして対応可能です。
工作機械の移設・運搬をお考えなら、ぜひとも日東機工株式会社までご用命ください。
▼関連記事▼
》空調機の更新工事はどんな流れ? 業者選びの注意点や更新すべきタイミングを紹介!
》大型機械を搬入する際に確認すべきポイントとは?工事の流れや注意点を紹介!
》キュービクルの撤去から搬入までの工事の流れや注意点を紹介
》重量物搬入のプロにお任せ!失敗しないための依頼方法と業者の選び方を紹介!
》重量物の据付工事とは?仕事の流れや他の鳶職との違いを紹介
》クレーンが入らなくて搬入に困っている方!日東機工保有の門型リフターを使いませんか?