鳶職人が最初に取得する資格!? 「玉掛け」とは?

 



AIが台頭し、人の仕事がなくなりつつある現在、「本当に仕事ができる人だけが生き残れるようになってきました。


そこで以前よりも価値が上がっているのが資格です。いわば日本は「資格社会」。

資格なしでは、なかなか仕事を任せてもらえないような状況になっています。


資格はいわば技術をカタチにしたもの。「私は信頼できる職人です」という証明書でもあります。それを持っていない職人にはやはり安心して現場を任せられません。


工期に遅れてしまう可能性がありますし、作業中に怪我をしてしまうリスクがあります。


そして何より「できることが少ない」のがデメリット。現場でもお荷物になってしまうのです。


そこで今回は、重量鳶が入社後にはじめて取得する「玉掛け」という資格についてご紹介。

取得するとできることや、取得する方法・期間などについて解説していきます。



■職人の資格にはレベルがある


実は「免許」だけが資格ではありません。

資格には免許の他に「技能講習」「特別教育」「安全衛生教育」の3つがあります。


ちなみに効力としては「免許」がイチバン強く、次が「技能講習」、その下が「特別教育」、最も弱いのが「安全衛生教育」となっています。



■玉掛けがあるとなにができる?



玉掛けはクレーンを使った作業の時に役立ちます。

クレーンで荷物を持ち上げる場合、ワイヤーロープに吊りにを掛けなければいけませんよね。もちろん作業を終えたときには外す必要があります。


クレーンに荷物を掛けたり、クレーンの荷物を外したりする作業は「玉掛け」の資格を取得した者にしかできません。鳶にはあらゆる種類がありますが、どの鳶でも「玉掛け」の資格は入社後最初に取得するものです。


つまりこの資格を持っていないと現場に出ても、先輩の補助しかできないのです。



■「玉掛け」の種類とは?



玉掛けには「技能講習」「特別教育」の2種類があります。

技能講習があれば1トン以上、特別教育があれば1トン以下まで扱えます。


ここでの「1トン」とは荷物の重さのことではありません。

クレーンの吊り上げ荷重のことをいいます。


気をつけたいのが、1トン未満の能力のクレーンなどほとんど無いということ。

よって、ほとんどの職人は「技能講習」を受けています。



■「玉掛け」の取得方法をご紹介


そこで最後に玉掛け技能講習の内容をご紹介しましょう。


まずは「学科」を受講する必要があります。

「クレーンに関する知識」や「各種法令」「力学」について学んだら「玉掛けの方法」について講義があります。


それが終われば、マークシート方式の学科試験です。


学科試験が終われば「実技」に移ります。

講師の指導のもと、玉掛けの方法を今度は実際に体験。

また指差し呼称などを教わったらすぐに実技試験に移ります。


「学科」「実技」ともに合格したら玉掛け技能講習の資格がもらえます。

初めての資格なので、喜びもひとしおでしょう。


がんばったらがんばった分だけ、できることが増えて稼げるようになることを実感するかもしれません。